水中・海洋 · 更新日:2026年9月28日
水中コネクタの水深・圧力定格を解説
水中コネクタのデータシートには複数の異なる数値が記載されています。互いに置き換えられる値ではないため、注意して読むことが重要です。
深度と圧力
海水中では、深度**10 mごとに約0.1 MPa(1 bar)**ずつ圧力が増加します。目安は次のとおりです。
| 深度 | おおよその水圧 |
|---|---|
| 300 m | 3 MPa |
| 1,000 m | 10 MPa |
| 3,000 m | 30 MPa |
| 7,000 m | 70 MPa |
通常、試験圧力は使用深度に相当する圧力より高く設定し、余裕を確保します。
嵌合時と非嵌合時の定格
- 嵌合時の圧力定格: プラグとレセプタクルを接続した状態で、接続部がコンタクトへの浸水を防ぐ必要があります。
- 非嵌合時(接点面開放)の定格: プラグを接続せずレセプタクルが露出している状態です。例えば、ケーブルなしで水中に設置する計測機器の隔壁コネクタです。レセプタクルは機器内への浸水を防ぐ必要があります。
嵌合時の定格が高くても、非嵌合時の定格は大幅に低い場合があります。当社SHX33、SHX34、SHX35ゴムモールドシリーズの定格使用深度は7,000 m、嵌合時・非嵌合時とも70 MPaです。SHX4金属シェルコネクタは嵌合時10 MPa、SHX10ガラス封着レセプタクルは単体で5 MPa、嵌合時10 MPaに耐えます。
径方向と軸方向のシール
金属シェル水中コネクタは、多くの場合、外周のOリング(径方向)と面シール(軸方向)の両方で密閉します。両方を記載の圧力で試験します。
指定すべき事項
- 最大使用深度と、規格で要求される試験深度。
- 深い水中でレセプタクルが非嵌合状態にさらされる可能性があるか。
- 甲板上、水面、水中のどこで嵌合するか(ウェットメイトとドライメイトを参照)。
- 圧力サイクル。製品寿命中の潜水回数。
- ケーブルの種類と、モールド成形または加硫接合が必要か。
深い水中での嵌合・離脱が必要な場合は、深度と条件をお知らせください。プロジェクトに応じて検討します。



