38999タイプ丸形コネクタ · 更新日:2026年9月28日

38999 Series I・II・III・IV:違いは何ですか?

ねじ式カップリングナットを回すと、ねじがプラグを完全嵌合位置まで引き込み、セルフロックします。
バヨネット式押し込んで少し回すと、傾斜溝内のピンがプラグをロックします。
プッシュプル式まっすぐ押し込むとロックされ、外側のスリーブを引くと解除されます。回転は不要です。

38999シリーズ(米国ではMIL-DTL-38999、中国ではGJB 599)は、過酷環境用の高密度丸形コネクタとして最も広く使用されています。4つのシリーズはいずれも、着脱可能な圧着コンタクトと標準化されたコンタクト配列を、小型の密閉・シールドシェルに収めるという考え方が共通ですが、結合方式が異なります。

4シリーズの比較

シリーズ 結合方式 シェルサイズ 主な特長
I バヨネット 9~25 迅速な嵌合。斜め挿入によるコンタクト損傷防止の長いシェル
II 低背バヨネット 8~24 最も短く軽量なシェル
III 3条ねじ、セルフロック 9~25 4シリーズ中で最も高い耐振動性。現在最も一般的
IV ブリーチロック(1/4回転) 11~25 90°回転で迅速かつ確実にロック

シリーズI:バヨネット、フルレングスシェル

バヨネットピンと傾斜溝がプラグを引き込み、短い回転でロックします。長いシェルが、プラグを斜めに挿入したときにコンタクトを保護します(斜め挿入によるコンタクト損傷防止)。頻繁に嵌合し、速さが必要な場合や、既存のシリーズI機器に合わせる場合に選択してください。

シリーズII:低背型

シリーズIIは同じバヨネット原理を短いシェルに採用し、長さと重量を削減しています。大きな振動や大量の砂・ほこりにさらされない機器向けです。シェルサイズの番号は1段階小さくなります(8~24)。

シリーズIII:ねじ結合とセルフロック

3条ねじにより約1回転でプラグを結合し、緩み防止機構が振動による緩みを防ぎます。シリーズIIIは、鉄道車両、エンジン、産業機械、海洋機器など、振動を受ける新規設計での基本的な選択肢です。複合材料、チタン、気密仕様を含め、表面処理の選択肢も最も豊富です。

シリーズIV:ブリーチロック

カップリングリングを90°回転させるとブリーチロック機構が作動します。バヨネットと同程度の速さで嵌合し、確実にロックします。シリーズIVは比較的使用例が少なく、主に既存機器に合わせる場合に選択します。

コンタクト配列は同じですか?

シェルサイズと配列番号を組み合わせるコンタクト配列体系はシリーズ間で共通です。例えば25-35はサイズ22Dコンタクト128本です。このため回路設計をシリーズ間で移行しやすくなっています。ただし嵌合インターフェースは異なり、シリーズIIIプラグはシリーズIレセプタクルには嵌合しません。

選び方

  1. 既存部品に合わせる場合: 同じシリーズを選び、品番を確認してください(38999品番の読み方を参照)。
  2. 振動がある新規設計: シリーズIII。
  3. 頻繁な嵌合、中程度の振動: シリーズI。
  4. 長さと重量が重要で、穏やかな環境: シリーズII、またはXY2などの軽量マイクロ丸形コネクタを検討してください。

環境条件と回路一覧をお知らせいただければ、構成をご提案します。

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